早期退職募集への具体的応募手続き(実体験をもとに)

早期退職募集への応募

 

 早期退職の募集については、省庁ごと、さらには本省・地方支分部局ごとに、実施時期や応募可能年齢、募集回数などが異なっている。

 具体的な実施状況については、以下の内閣官房のホームページに掲載されている。

内閣官房HP:各省庁の早期退職募集に係る実施要領(令和5年度)

 たとえば、令和5年度の事例では以下のようになっている。

  総務省 本省(施設等機関含む)は年2回(6月と2月)、地方支分部局は年1

  法務省 局ごとにより募集時期などが異なる

 このように、省庁によって内容にばらつきがあるため、早期退職を考えている場合は、勤務先の役所での実施状況を事前に調べておくことをおすすめしたい。

 

応募手続きについて

 筆者が勤務していた役所では、募集の時期になると、応募対象年齢に該当する職員全員に対して、案内のメールが届いていた。

 応募は、「早期退職募集実施要領」に基づき、申請書を作成し、募集期間中に人事担当者へ電子メールで提出する流れであった。

 

筆者の場合

 筆者は、あらかじめ退職の意向と時期(年度末)を人事担当者に伝えていたため、年度末を対象とする早期退職の募集が始まるのを待つだけであった。

 私の勤務する役所は、早期退職の募集を年に複数回行っている。毎年ほぼ同じ時期に実施されていたため、募集を見逃すことなく、スムーズに応募することができた。

 申請書には、応募年月日・氏名・所属・職名・級号俸・生年月日・年齢だけを記載し、それをメールで人事担当者に送れば手続きは完了となる。

 思いのほか簡単で、少々拍子抜けしたのを覚えている。

 

応募が認定され、退職日が決定される

 応募からおよそ1か月後、「早期退職を認定した」との通知が、大臣名で人事担当者からメールで送られてきた。

 通知の内容は、

  • 応募に対して認定を行ったこと

  • 退職すべき期日(筆者の場合は令和7年3月31日

のみが記された、非常に簡潔なものであった。

 (かつてこの職場に入る際には、それなりに苦労した記憶があるのだが)そのときと比べて、職場を去る手続きのあっさりとした印象には、少しだけ物足りなさを感じてしまった

Leica M10-d, Elmarit 28mm F2.8
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