AIが書くブログは「使える」のか?Blog Creatorを試してみた感想

ブログ記事を生成AIに作成させるサービス

FREEDIA(ブログ主)の契約しているレンタルサーバー会社(ConoHa WING)のサービスの一つに、ブログの構成や内容をAIで作成してくれるBlog Creatorというものがあります。
ひと月330円から利用することができるので、最小単位額を支払ってどんなものか試してみました。

結論から言えば、ChatGPTに代表される生成AIのサイトから直接指示を出すよりも自由度が少なく、自分が思うような記事を書くのは容易ではない、という評価になりました。

Blog Creatorの大まかな使用方法

Blog Creator利用のざっくりとした手順は次のとおりです。
①書きたいと思うポストのテーマを入力する。すると最初にSEOに対応した見出しと構成が出力される。加えて、SEO上優位となる4種類のキーワードが示される。
②4種類のキーワードを参考に、出てきた見出しと構成を修正する。
③修正後の見出し・構成を元に内容を生成させる。
④吐き出されたものを修正し、ポスト原稿を完成させる。

Blog Creatorが生成したもの

FREEDIAは最近、生成AIを通じて業務の効率化を図ろうと試行錯誤の毎日を送っています。そこで、日常生活におけるAI活用を内容としたポストをしてみようと考えました。
そこで、Blog Creatorを用いて内容を考えさせてみたところ、次のような文章が生成されました。とても長いので途中まで引用します。

「日常生活、AI活用」をテーマにBlog Creatorとやり取りしつつ生成された投稿文案(途中まで)

ビジネスにおける生成AI活用は当たり前になりつつある

ビジネスシーンにおける生成AIの導入は、企業の効率化や生産性向上に寄与しています。様々な業界でその技術が活用されています。

ビジネスにおける生成AIたちの興隆

近年、ビジネスの現場では生成AIの導入が急速に進んでいます。企業は生成AIを活用することで、データ分析や報告書の作成、自動化された顧客対応など、様々な分野で効率化を図っています。この技術は、人工知能が蓄積した情報をもとに新たな情報を生成し、業務をサポートする重要なツールとなっています。たとえば、ChatGPTを用いて顧客へのメール返信や、特定の情報を元にした記事の作成などが容易になっているのです。また、企業はこの技術の導入により、迅速な意思決定を促進し、競争力を高めることが可能になっています。このように、生成AIはビジネスにおいて必須とも言える存在に成長しています。

自分も仕業で活用すべく試行錯誤中

私自身、日々の業務において生成AIの活用を模索しています。具体的には、会議の議事録作成や業務レポートの作成において、生成AIを利用しています。手動で行う際には時間がかかる作業も、生成AIを用いることで迅速に情報を整理し、必要なデータを抽出できます。これにより、私の業務の生産性が向上し、より重要な業務に集中する時間が増えています。試行錯誤を重ねる中で、生成AIの機能を十分に引き出すためには、データの質や訓練が重要であることも実感しています。このように、生成AIを業務に活用することで、人間の業務と相補的に働き、より良い成果を導き出すことが可能であることを確信しています。

日常生活における生成AI活用事例とは何か

生成AIは生活の中でも幅広く利用されています。食事の提案から趣味のサポートまで、その活用の幅は広がっています。

生成AIが使われている身近なものの具体例とは

日常生活における生成AIの活用事例は多岐にわたります。例えば、レシピ作成アプリは、ユーザーが持っている材料を入力すると、それに基づいた料理の提案を行います。この技術により、料理のバリエーションが広がり、食事作りが楽しくなります。また、音声アシスタント機能を備えたデバイスも、家庭内の日常的な業務を支援してくれます。さらに、旅行計画や趣味の提案に関するサービスも、生成AIによる情報収集と分析によって行われています。これにより、個々のユーザーのニーズに合わせた提案が可能になっています。このように、日常生活の中で生成AIが豊富な事例として活躍していることが伺えます。・・・・・・・・

生成された文章の紹介ここまで。
こういったツルツルした文章が延々と続きます。

まとめ(巷にあふれる文章の背後にあるもの)

FREEDIAのブログサイトのような、アフィリエイトにつながらない、実体験を通じた雑感や手続きの紹介となると、AIに内容を考えさせようにも参照先が存在しないということがあるかもしれません。
そうすると、AIとしても一般化された内容の、上に長々と引用したような「のっぺらぼう」のような文章を吐き出すようになってしまうのではないか。こう思います。

商品の紹介記事などを書く場合には、もう少しBlog Creatorの活用方法があるかもしれないとも感じます。商品の性能や秀でていることなど簡単にまとめてもらえるかもしれません。それをベースに自分の感想などを加えていくスタイルでしょうか。

AIは驚くほど便利なので、活用しない手はないと思います。ただし、自分の思いを伝えるような文章をつくる場合、書き手の倫理観やら矜持やらこだわりやらで、どこまでAIを使うかは大きな差が生じてくるはずです。
自分が文章を作るときはもちろん、ほかの方が発信する文章に触れる際にも必要に応じ、AI介入の度合いについて留意する時代になってしまいました。

今回はここまでになります。ありがとうございました!

(アイキャッチ画像はChatGPTが生成)

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